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2025年3月28日〜31日 CEAC2025国際会議にて発表
私にとって初めての現地開催のCEAC2025国際会議は、雨の東京・早稲田大学の静かなキャンパスで行われ、忘れられない節目となりました。私は空間設計におけるデータ駆動型アプローチを発表し、特別セッションの最優秀発表者として選出されるという光栄な瞬間を、研究室の仲間や指導教員と分かち合いました。このイベントでは、他の研究者との意義ある交流や今後の研究への新たなアイデアに触れ、大いに刺激を受けました(Aliffi)。
2025年3月 研究室の東京見学
私は研究室のメンバーとともに、5日間4泊の東京研修旅行に参加しました。初めての東京で、ネットやテレビで見たことのある建築物を実際に見学することができ、驚きと感動の連続でした (黒原)。東京では研究室の仲間と過ごす時間に加え、早朝から深夜まで一人で街を探索し、すべての瞬間を味わい尽くそうと夢中になりました。特に印象に残ったのは表参道で、美しくスケールの整った街並みと建築に感動し、もう一度足を運んでしまいました(Aliffi)。
2025年2月20日 新学生研究室の掃除
今日は新しく使うことになった学生用研究室の掃除をしました。以前はコピーや簡単な作業にしか使われていなかったため、かなり埃がたまっていて、思った以上に大変な作業でした。特にシンクは長い間封印されて使われておらず、汚れもひどかったのですが、きれいになった時は思いのほか達成感がありました。そして、ついに自分のデスクも持つことができたので、これからは研究にもっと集中できそうで楽しみです(中野)。
2025年1月 卒業研究のコラボレーション
卒業研究の一環として、単なる執筆にとどまらず、対象敷地での現地調査、施工者へのインタビュー、ArchiCADの研修会への参加、さらにはコンペへの挑戦など、さまざまな活動に取り組みました。ご協力いただいた企業の皆様や学生仲間に心より感謝しています。今回の経験で得た学びを、これからのプロジェクトにも活かしていきたいと考えています(河野)。
2024年11月〜12月 共同研究インドネシアのヴァナキュラー建築環境シミュレーション
インドネシアのCiputra大学の研究のお手伝いをさせて頂きました。私は温熱環境シミュレーションに興味があったので、初めて使用するソフトやパッシブデザインの考え方など様々な新しい経験ができたのでとてもいい体験でした。膨大な数の写真を画像処理したり、大変なこともありましたが研究のお手伝いが出来て良かったです。この結果は、 CEAC 2025国際会議 にて発表されました(中野)。
2024年11月10日〜11日 博多にて屋台の調査
研究室の活動の一環として博多を訪れ、現地の観光客や地元の方々を対象に、屋台に関するアンケート調査を行いました。この調査は、 2025年国際会議「Sustainable Built Environment」での発表に向けた研究の一環です。当日はあいにくの雨で人通りが少なく、調査には苦労しましたが、なんとか目標を達成することができました。活動の合間にはキャナルシティ博多やカラオケにも立ち寄り、自由時間も十分に楽しみました。長時間の車移動で疲労困憊する場面もありましたが、また機会があればぜひ参加したいと思える、充実した出張でした(杉田)。
2024年11月9日 ミアン先生の研究室レイアウト調整
私は最近、IT系の教授であるミアン先生の研究室を、既存の家具だけを使って再設計する作業を手伝いました。テクノロジーを多用する作業環境と学生との面談を両立できるように、机やホワイトボードなどの主要な家具を再配置し、仕事エリアと打ち合わせスペースの境界を明確にしました。この小さなプロジェクトを通じて、シンプルなレイアウトの変更でも機能性と快適性が大きく向上することを実感しました(Jun Hao)。
2024年11月3日 島根県庁舎 見学
研究室の一環として訪れた島根県庁舎での展示会は、まるで日本近代建築の生きたアーカイブに足を踏み入れたような体験でした。菊竹清訓のメタボリズム思想や、松江の気候への繊細な配慮について、手描きの設計図と実際の建築を通してより深く理解することができました。設計理論と現実の空間・感情が強く結びついた、印象的な体験でした(Aliffi)。
2024年10月 意匠設計演習:組子パターンのデザインとレーザーカット
意匠設計演習では、課題模型の準備、Archicadの指導、そして日本語が十分でない中でも学生へのサポートを行いました。島根大学フラット棟のファサードを対象に、学生たちは採光やスケール、組子模様の意匠について、調査・3Dモデル・VRを通じて考察を深めました。地元の大工・落合さんと協力して木製モデルをレーザーカットで制作したことにより、伝統・技術・実践が融合する貴重な学びの場となりました(Aliffi)。
2024年10月7日〜17日 地域イベントのためのディスプレイを設計・制作
https://indify.co/widgets/live/gallery/MsLCvJbShgWlRWQQfGTr
「ヨナゴマチdeマツリ」というイベントのディスプレイを設計しました。道具を使わずに簡単に組み立て・分解ができ、さまざまな使い方が可能であることが求められました。その要望を形にし、作り方の手順をまとめるのは非常に困難でしたが、落合建具さんと一緒に自分のデザインをゼロから実際に作る過程を学ぶことで、大きな達成感を得ることができました。この作品は、CEAC 2025国際会議 に投稿した論文の実験環境の一部としても活用されました(黒原)。
2024年10月6日 出雲でのビーチBBQと歓迎イベント
研究室での最初の日本旅行は出雲でした。島根博物館を訪れ、出雲大社の歴史がどのように建築や地域文化に受け継がれているのかを学びました。その後、地元の市場で買い物を楽しみ、海辺でのBBQでは皆で料理を囲み、笑い合いながら温かい時間を過ごしました。つながりと温もりに満ちたこの1日は、日本での最も大切な思い出の一つとなりました(Aliffi)。
2024年9月〜10月 高校でのBIM授業補助
松江工業高校の2・3年生を対象に、BIM授業のサポートを行いました。BIMに触れるのは初めてだったため、基本操作から建築実習、シミュレーションまでを3回に分けて一緒に学びました。最初は教えることに戸惑いましたが、講師や生徒の皆さんのサポートもあり、徐々にリラックスして取り組むことができ、最後には楽しい時間を過ごせました。卒業論文でBIMに関連するテーマを扱いたいと考えているため、この経験は非常に興味深く、今後の学びにも大いに役立つと感じました(杉田)。
2024年6月10日 松江土建による特別講義
落合建具の工場見学に行き、身近に使用されているドアなどの建具が、どのような過程で作られているのかを学ぶことができました。よりよい設計を行うためには、製造の過程を理解することが不可欠であり、今後も良い設計のために学び続けていきたいと感じました(佐藤)。
2024年7月〜8月:松江・出雲・米子での調査イベント
研究室としてさまざまなイベントに参加し、幅広い年代の方々にインタビュー調査を行いました。参加者や出店者が楽しそうに過ごしている様子を見て、私自身も温かい気持ちになり、こうしたイベントが地域の交流の場としてどれほど大切かを実感しました。今後も私たちの活動が、地域コミュニティの中でイベントがより大きな役割を果たしていく一助となれば嬉しいです。なお、本活動はCEAC 2025国際会議にて発表されました(佐藤)。
2024年6月10日 松江土建による特別講義
住環境工学IIの授業では、松江土建, の佐藤さんと新田さんをお迎えし、建築設計において環境工学の知識をどう応用できるかをお話しいただきました。学生たちは実践的な体験を通して学び、多くの刺激を受けていた様子でした。今後もこのような実務に触れられる講義を理論科目に取り入れ、より実践的で魅力ある学びの場にしていけたらと願っています(Khang)。
2024年5月6日 仁摩サンドミュージアムへの研究室見学
https://indify.co/widgets/live/gallery/0mSTaDIrsfs1XJDSBvDO
仁摩サンドミュージアムでは、芸術・工学・自然の交差点を、文化的に豊かな「時」の調和の中で体験することができました。館内には、時の儚さと美しさを表現した砂のアートや資料が展示されており、それぞれが印象的な瞬間を切り取っていました。砂粒のように一瞬で過ぎゆくその時間は、鮮やかで忘れがたい思い出となりました (Osmani).
2024年3月13~17日 韓国への見学 (CEAC 2024)
https://indify.co/widgets/live/gallery/5KTZVtBny9dJXRqgpVE0
韓国では、現地の文化や価値観に触れ、日本との違いを実感することができました。世界的に有名な建築家ザハ・ハディドが設計した東大門デザインプラザでは、非直線的で近未来的な外観に大きな感銘を受けました。その他にも多くの著名な建築を訪れ、海外の建築について学ぶ貴重な機会となりました。また、このラボトリップは国際会議CEAC2024への参加を目的としており、私たちの研究室はその場で賞を受賞しました(河野)。
2023年12月〜2024年1月 松江の水辺建築に関する調査
私たちは松江周辺の水辺建築を調査し、自然通風を活かしたパッシブデザインが居住環境をどのように改善できるかを探りました。美しい景観が望める一方で、松江の寒さにより窓を閉め切ったままの住戸が多く、室内の空気交換が非効率になっている現状が見られました。本プロジェクトでは、窓を開けるといったシンプルな行動が、エネルギーを無駄にせず健康的な室内空間づくりにつながるという意識を広めることを目指しています(Nhung)。
2023年11月20日 足立美術館への見学
https://indify.co/widgets/live/gallery/CerbjpC6m5VNhKhjoKHm
足立美術館の窓のデザインは、庭園を生きた絵画のように見せ、自然をまるで芸術品のように表現しているのがとても素敵だと思います。光、フレーミング、空間をいじることで、屋内と屋外の両方のエリアの見方や体験が大きく変わることを学びました。これは母国ではあまり見られない、芸術と建築の創造的な融合です(Jun Hao)。
2023年10月22日〜29日 交流プログラム:さくらサイエンスプログラム
さくらサイエンス交流プログラムを通じて、私たちはベトナムのYersin大学およびタイのMahasarakham大学と連携し、自然採光のパターンや音の吸収性に着目した環境配慮型デザインの研究を行いました。1週間にわたるワークショップでは、3カ国の学生と研究者が集い、デザイン思考やパラメトリックツール、環境シミュレーションに関する分野横断的な意見交換を行いました。本プログラムの成果は後に文教ニュース に掲載されました(Khang)。
2023年9月15日 「たなべの杜」への研究成果発表
私たちは、パッシブデザインに関する講義やモデルハウスの調査から始まった たなべの森との長期的な協働の一環として、研究成果を発表しました。本プロジェクトでは、松江における暑さや気候変動による環境課題を取り上げ、パッシブデザインの観点から改善案を提案しました。この提案は、「日本建築学会中国支部環境部門 卒業論文賞」を受賞しました(能見)。
2023年8月 タイにおける大学周辺屋台文化の調査
私たちは北タイを訪れ、木造建築に関するワークショップを実施するとともに、大学キャンパス周辺の屋台文化に関する調査を行いました。調査では、タイ最大規模の地方キャンパス近くに出店する屋台の販売戦略に注目し、低価格を維持しながら多様な方法で顧客を惹きつけている実態を明らかにしました。この研究成果は、ロンドンで開催された Ecocity World Summit 2023 in London および東京でのCEAC 2025 International Conferenceで発表されました(Nillapat)。
2023年6月26日 森脇さん(アトリエ・ワン)による発表
住環境工学IIの授業にて、飯南・縁の森の森脇さんがアトリエ・ワンとの八神里山住宅 について紹介してくださいました。このプロジェクトは、飯南町にUターンしてきた住民のための賃貸住宅で、地域資源を活用しつつ、両面に木板を見せることで地域の技術を称える新しい壁構造を採用しています。この取り組みを通じて、学生たちが素材の賢い使い方や地域の建築職人を支えることの大切さを学ぶきっかけになることを願っています(Khang)。
2023年3月 BIMチームワークによる研究室家具の設計
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私たちは、効率的な作業環境と人間の体験を大切にするという理念を反映し、温かみのある自然なトーンを持つ研究室家具を一から設計しました。BIM Teamworkを活用し、落合建具との協働によって、すべての家具はスケーラブルで現場での組み立ても容易に設計されています。わずか10日間で、構想をスマートで実用的なワークスペースとして実現しました(能見)。
2023年1月17日〜26日 調査:松江・堀川
堀川の調査を通じて、歴史ある城下町と住宅地が混在することで生まれる松江の独特な魅力が明らかになりました。水面に映る景色や、瓦屋根、石垣の眺めは、松江ならではの風景を映し出しています。私たちは、この松江の魅力を新たなかたちで体験できるよう、バーチャル環境の構築に取り組んでいます。この取り組みは、「国際持続可能建築環境会議2024(International Conference for Sustainable Built Environment 2024)」にて発表されました(Nhung)。
2022年10月27日 研究室見学:植田正治写真美術館
https://indify.co/widgets/live/gallery/1qtL1gBvxcyYWc4rJL1P
広大な鳥取平野を背景に佇む植田正治写真美術館は、高松伸による洗練されたミニマリズムを体現しています。コンクリートと金属の静かな質感が、木製家具の温もりを引き立て、空間全体が穏やかに調和しています。すべての視点やフレーミングは、植田の目線の構図に呼応し、キャンバス天井を通した間接光と、遠くに浮かぶ大山のシルエットが、彼の時代を超えた写真世界を静かに象徴しています(Khang)。
2022年9月21日 研究室見学:島根県立古代出雲歴史博物館
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